コラム

気がついたら噛んでいる!歯ぎしりの治し方とセルフ対処法
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歯ぎしりは一種のストレス発散方法で、悪いものとはいいきれません。しかし、過度の歯ぎしりは歯やあごに大きな負担をかけるもので、歯のすり減りや不正咬合、顎関節症、肩こりや頭痛の原因につながることがあるのです。

歯ぎしりは自分でも無意識に行っていることが多く、自覚を持って直す必要があります。起きているときと寝ているとき、どちらでも起こりえますが、それぞれどのように対処したらよいのでしょうか。また、歯医者さんではどのような治療を受けられるのでしょうか。

1. 起きているときの歯ぎしりの対処法

まず、起きている間に自分でできる対処法を知っておきましょう。起きている間なら、自分で意識することで歯ぎしりを防ぐことが可能です。噛み締めの回数をなるべく減らし、歯やあごへの負担を軽くすることがポイントです。

1-1 ストレスを溜め込まない

歯ぎしりの原因は特定されていませんが、精神的なストレスによって引き起こされるといわれています。転居などで生活環境が大きく変わったり、家族の病気や事故、不幸などがあったりすると、歯ぎしりがひどくなることがあります。ストレスの全くない生活は実際には難しいので、気分転換をするなど、うまくつきあうことが大事です。

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1-2 噛む力のコントロールをする

歯ぎしりをするクセのある人は、強く噛み締めるので歯やあごに大きな負担をかけています。固いものを食べるとき、噛みごたえのあるものを食べるときも強く噛む必要があるので、さらに歯やあごを傷めてしまいます。歯ぎしりする傾向のある人は固いものをたくさん食べないように気をつけるようにしましょう。ガムも避けたほうが無難です。あごや筋肉が疲れてしまいます。

1-3 片噛みしない

噛み締めクセのある人は、片噛みのクセがある人も少なくありません。片噛みは一部の歯にだけ強い負担を与え、歯のすり減りなどを引き起こします。食事をするときは、両側の奥歯を使って食べるようにしましょう。

1-4 ゆっくり優しく噛むようにする

噛み締めのクセがある人は、食事をするときも早食いだったり、強く噛んだりする傾向があります。自分のクセを意識して、ゆっくり食べる、少しずつ優しく噛んで食べるように心がけます。

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1-5 歯と下の位置に気をつける

歯と歯が噛み合さないように意識しておくことも大事です。特に舌の位置に注意してみてください。舌を上顎に添わせるようにすると歯と歯が合わさらなくなり、噛み締めの予防になります。

1-6 定期的にストレッチを行う

無意識に噛み締めてしまうなら、一日のうちで時間を決めて、あごと口の運動を行うとよいでしょう。ぎゅっと緊張している筋肉をほぐし、咬筋や咀嚼(そしゃく)筋をゆっくり動かします。噛み締めをしやすい起床時や食後、仕事中や寝る前などに行うのがおすすめです。

2.寝ているときの歯ぎしりの対処法

歯ぎしりは寝ている間にしてしまうケースも非常に多いです。クセになっている行動は、体が記憶しているので就寝中など無意識の状態にあるときでも行ってしまうのです。寝ている間は意識的に歯ぎしりをコントロールできないので、起きているときとは異なった対処方が必要になります。

2-1 うつぶせ寝をやめる

首に負担がかかるような寝方をすると歯ぎしりの原因になることがあります。首を緊張させない姿勢で寝るようにしましょう。硬い枕を使わず、うつぶせ寝ではなく仰向けで寝るようにします。

2-2 マウスピースをつける

寝ている間は歯ぎしりを意識的にやめることができないので、歯ぎしりしても歯に負担がかからないようにしておきます。歯医者さんで自分に合ったマウスピースを作り就寝中に装着することで、無意識に行う歯ぎしりでの歯やあごへの負担を少なくします。ナイトガードとも呼ばれており、歯ぎしりの治療としては最も一般的なものです。

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2-3 枕の高さに気をつける

首の緊張を解くためには枕は低めをおすすめします。心地よく眠れる枕の高さは個人差がありますが、こぶし程度の低めの枕がよいと一般にはいわれています。首の付け根あたりに枕を置くと、口が自然と開くので噛み締め対策になります。横向きに寝る場合はしっかり背筋が伸びる高さがよいです。

2-4 ストレスを溜めない、深酒を避ける

歯ぎしりはストレス発散方法でもあります。寝る前にはいろいろ考え事をしないようにすることも予防として大事です。また、寝る前にリラックスするのもよい方法です。ゆっくり入浴したり、部屋を暗めにして過ごしたりするなど精神的な緊張をほぐしてから眠りにつくようにしましょう。お酒の飲み過ぎもいけません。

3.歯ぎしりの治療

軽度の歯ぎしりであれば、上記のような方法で自分で気をつけることもできます。しかし、ひどい歯ぎしりになると歯医者さんで治療が必要なケースも出てきます。歯医者さんでの治療には複数の方法がありますので、どんな治療法があるのか知っておきましょう。

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3-1 スプリント(マウスピース)療法

型取りをしてその人に合ったマウスピースを作り装着をする方法で、歯ぎしりの代表的な治療方法です。マウスピースによってあごへの負担を減らしながら歯ぎしりを改善していきます。この方法は、歯ぎしりによって歯やあごに痛みなどの症状がある場合に、一時的にその症状を緩和するために行われるもので根本治療ではありません。

痛みなどを軽減しつつ、良くなってきたら噛み合わせ治療などへ移行します。保険適用で5,000円程度で作れます。

3-2 噛み合わせの治療

歯ぎしりの原因が噛み合わせの悪さにある場合、噛み合わせの治療を行います。噛み合わせが悪いまま、強い力で歯ぎしりを続けていると、噛んだところに力が集中してかかってしまうので、かかる負担が大きくなります。噛み合わせが良くない原因が悪い歯並びにある場合は、歯列矯正することもあります。

また、これまでに行われた歯ぎしりで歯が磨り減ってしまい、噛み合わせが悪くなっているケースもあります。この場合も、摩耗してしまった歯の噛み合わせを元に戻す噛み合わせ治療が必要になります。

3-3 薬物治療

あごの緊張が強い場合には緊張をゆるめる薬が有効なケースもあります。ボツリヌス菌を注射して、その毒素で筋肉を麻痺させるボトックス注射、抑肝散(よくかんさん)など、ストレスを軽減する漢方薬を用いる治療などがあります。いずれも医師による適切な管理が必要です。

3-4 マッサージ療法

あごの筋肉が歯ぎしりによって硬くなってしまっている場合には、適切なマッサージによって筋肉の緊張を取り除くことも有効です。マッサージによってリラックス効果も得られます。

4.まとめ

歯ぎしりは一概に悪いものとはいいきれませんが、強度の歯ぎしりが習慣になってしまうと歯やあごの健康に悪影響を及ぼします。歯ぎしりを改善するには、まず自覚を持つことが大事です。

歯医者さんで自分専用のマウスピースを作ってもらうなど、専門家の手を借りながら普段の生活を改善することで歯ぎしりも良くなっていきます。治療が必要な歯ぎしりもありますので、歯ぎしりのクセに気がついたらまずは受診することをおすすめします。

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